千年の田んぼ:国境の島に、古代の謎を追いかけて

スポンサーリンク
1000年の田んぼ中学生
スポンサーリンク

「千年の田んぼ:国境の島に、古代の謎を追いかけて」書籍情報

対象

中学生

出版社

旬報社

著者名

石井里津子

翻訳者

本体価格(税別)

1,500円

ページ数

192ページ

ISBN10

4845115190

ISBN13

978-4-8451-1519-8

「千年の田んぼ:国境の島に、古代の謎を追いかけて」あらすじ

山口県萩市にある離島、見島の「八丁八反」と呼ばれる田んぼのにまつわるノンフィクションです。「見島」の田の成り立ちと、ため池の多さに対して不思議に思った筆者が島をまわってレポートします。

調査していくうちに、なぜため池が作られ、今までこの島がどういう歴史を繰り返していくのかが順々にあきらかになっていきます。調査の中で、筆者は「日本最古の田んぼ」である「条里田」ではないのかと疑問をもち、住民や専門家に話を聞き、解決の糸口を探ります。

この作品は一言で言ってしまうと「ブラタモリ」で、歩きながらその場所の地形、成り立ちを明かしていく、そんな内容となっています。

「千年の田んぼ:国境の島に、古代の謎を追いかけて」読書感想文の書き方指針

地理、理科の分野の内容で、筆者自身の調査、レポートの形式となっており、興味があれば読み進められますが、こういった内容が苦手な人には少し読みにくいかもしれません。純粋に「文学」では無いジャンルなので、読書感想文の対象にするのであれば、一度手に取って数ページ読んでから決めるようにしましょう。

調査、レポート形式の作品を読書感想文にするのは、かなり難易度が高いです。また他の人があまり選ばないジャンルで、うまくかければ高評価を得られる可能性があります。

  • 見島にスポットを当てた背景
  • 筆者が疑問に思い専門家や住民にヒアリングした、その行動や衝動に共感できるか。自身ならどういうことに対してそういう共感ができ、行動に移せるのか
  • 過去から今にかけて見島に住んでいた人たちが生きるために考え、実践してきたことが現代まで残っていることに対して、自身の意見

なかなかまとめていくポイントがむずかしいですが、上記のようなことを感想としていくと良いと思います。

 

「第64回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書」にも選ばれていますので安心して読書感想を書く対象として設定できます。