びりっかすの神さま

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びりっかすの神さま 小学校中学年(3・4年生)
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「びりっかすの神さま」書籍情報

対象

小学校中学年(3・4年生)

出版社

偕成社

著者名

岡田淳

翻訳者

岡田淳

本体価格(税別)

700円

ページ数

164ページ

ISBN10

4035509604

ISBN13

9784035509608

「びりっかすの神さま」あらすじ

4年生の木下始(はじめ)は、転校してきた4年1組の教室で、あいさつをしようとしたとき、とつぜん目の前にすきとおった男の人を見てしまいます。背中に小さなつばさがあり、自分にしか見えません。どうやら、「びり」の人に見えて、そうでない人には見えない。始は、この男の人(びりっかすさん)を見るためにビリになろうとするのですが・・・・。

はじめは家族の重たいお話なのかと思うのですが、そうではなく、友達たちとのコミュニケーションや真剣に取り組むことの大事さが分かる内容となっています。

「びりっかすの神さま」読書感想文の書き方指針

ページ数は164ページと多いですが、文字がやや大きめなのと、簡単な文で構成されているので読みやすく、3時間もあれば読み終えてしまえると思います。小学校中級以上を対象にしていますが、高学年が読んでも内容としては良いものだと思います。漢字には読みがながふってありますので小学校3年生にも読めますが、少し量が多いので4年生以上が妥当でしょう。

お話の内容からすると、①転校まで ②びりっかすさんとの出会い ③みゆきとのやりとり ④心でおしゃべり ⑤なかまができる ⑥最後の一人 ⑦先生へのおもい ⑧本気でやるということ という流れでまとめてみましょう。ポイントとしては、以下を参考にしてみてください。

  • がんばらなくていいとお母さんが始に言ったときのお母さんの気持ちとそれを聞いた始の気持ち
  • びりっかすさんが現れたら、自分ならどうするか
  • なかまができたときの始の気持ち
  • 「がんばる」ということは「本気でやる」ということ、に気づいて自分はどう感じたか

「路傍の石幼少年文学賞(1993)」にも選ばれていますので安心して読書感想を書く対象として設定できます。