奮闘するたすく

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奮闘する佑 小学校高学年(5・6年生)
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「奮闘するたすく」書籍情報

対象

小学校高学年(5・6年生)

出版社

講談社

著者名

まはら三桃

翻訳者

本体価格(税別)

1,400円

ページ数

242ページ

ISBN10

9784062832458

ISBN13

978-4-06-283245-8

「奮闘するたすく」あらすじ

五年三組は毎日日記の提出が課せられている。野沢佑(のざわたすく)は、祖父が認知症になり介護の「デイサービス」へ通い始めたことについて、ある日、一行だけだが日記に書いた。いつものように学校で友人の長尾一平とふざけていると、廊下で怖くて有名な女担任の早田先生に呼び止められる。

怒られることを覚悟してはいたが、意外にも早田先生は佑へ、「デイサービス」のことについて2学期からテーマにして授業を行うので、夏休みの間に二人にレポートしてほしいと頼む。佑と一平は、怖い早田先生にはノーと言えず、レポートをすることを渋々承諾し、いやいやながらも「デイサービス」のレポーターをすることになった。

「奮闘するたすく」読書感想文の書き方指針

身近に起こった介護体験を日記に書いてしまったことで、レポートをせざるを得なくなった少年が、祖父のことを通して介護施設に通うにつれ、色々なできごとから「死」について考える作品です。ボリュームは239ページと多いですが、内容は難解ではないのでスラスラ読み進めることができるでしょう。

  • 初めはレポートはやりたくない気持ちがあったが、色々な経験を経てそうではなくなっていく様子。
  • リコさん(インドネシアから介護福祉士の免許をとりにきている)のような人が日本に来ている背景
  • 祖父以外にもいろいろな人が介護施設におり、それぞれどのような環境、状況なのか
  • よし子さんがいなくなる事件など、いろいろな事件について
  • 「人間って死ぬんだよな」と一平と話すシーンについて自分としての考え

デイサービスを通していろいろな事件やできごとが起こるので、その時々の主人公である佑の気持ちの変遷や、読者本人が自身の生活に似たような部分がないかなど上記と合わせて織り交ぜて感想を書くと良いと思います。

「第64回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書」にも選ばれていますので安心して読書感想を書く対象として設定できます。