もうひとつの屋久島から : 世界遺産の森が伝えたいこと

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もうひとつの屋久島から 小学校高学年(5・6年生)
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「もうひとつの屋久島から」書籍情報

対象

小学校高学年(5・6年生)

出版社

フレーベル館

著者名

武田 剛

翻訳者

本体価格(税別)

1,500円

ページ数

192ページ

ISBN10

9784577046258

ISBN13

978-4-89013-982-8

「もうひとつの屋久島から」あらすじ

1993年、日本で初めて世界遺産に登録された屋久島。この自然豊かな島のいたる所で、その11年前まで広大な原生林が伐採されていた事実があった!屋久島の過去・現在・未来にせまる、渾身のドキュメンタリー。

朝日新聞社の記者であった筆者が、過去にカメラマンとして地球環境について南極と北極を訪ねたことがきっかけで、数千年も生き続けている縄文杉や巨大杉が自生する鹿児島県の屋久島で暮らすことになり、その生活の中で取材したルポタージュです。

屋久島を取材するために、今までの生活を捨て去り、新聞社を辞め家族の反対を押し切って移住した筆者の覚悟をもった意思が強く感じ取られる作品です。

目次

  • 1章 屋久島で暮らす(屋久島へ 日本一雨が降る島 ほか)
  • 2章 屋久島での取材はじまる(大人気の巨大杉 ウミガメが命をたくす砂浜 ほか)
  • 3章 屋久島の森の歴史(江戸時代の伐採 大正から昭和への大伐採 ほか)
  • 4章 屋久島の課題(受難続きの縄文杉 山のトイレ問題 ほか)

「もうひとつの屋久島から」読書感想文の書き方指針

屋久島がたどってきた歴史や動植物の生活している環境、現在壊れていきつつある屋久島の自然について、どのように筆者が丁寧に取材しているのか、また取材内容を読み、どのように感じて今後自分自身が自然に対してどう接するべきなのかという観点で、まとめていくのが良いと思います。

  • 第三章「屋久島の森の歴史」を読み、どのような形で自然が破壊され、どうやって破壊を止めるにいたったか。その動きに自分はどのように感じたのか
  • 第四章「屋久島の課題」において、近年観光にスポットライトがあたったことで発生した問題と対策にはどのようなものがあったか。
  • 筆者はどうして、屋久島へ移住したいと思ったのか(プロロークにヒントがあります)
  • 勇気を出して実行した筆者について、自身が感じたこと

以上のようなポイントを押さえてまとめてみてはどうかと思います。

「第65回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書」にも選ばれていますので安心して読書感想を書く対象として設定できます。